千葉県鴨川市 大本山小湊誕生寺 公式サイト

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今月の法話

今月の法話

                                                                                                                                         平成30年11月

 食(じき)を惜(おし)まずに施(ほどこ)すものは長寿(ちようじゆ)の報(ほう)をまねき、 人(ひと)の食(じき)を奪(うば)うものは短命(たんめい)の報(ほう)をうく。
                                                                                         【 法衣書(ほうえしよ) 】


 極楽世界に共命鳥(ぐみようちよう)と言う鳥がいます。もちろん、空想上の動物ですが、この鳥は少し変わっていて、身体(からだ)は一つでありながら、頭が二つあり、それぞれがとても美しい声で鳴くそうです。
 ところが、あまりにも美しい声で鳴くものですから、二つの頭が、それぞれに競争意識(ねたむかんじよう)を持ち、張り合うようになりました。その結果、二つの頭がそれぞれ相手を憎むようになり、(こいつさえいなければ・・・)とおもうようになり、相手の食べる餌に毒を入れるものが出てまいりました。
 もう、おわかりでしょう。頭は二つでも身体は一つですから、相手を毒殺すれば、自分も死んでしまいます。
しかし、競争意識を持った鳥たちは、そんなこともわからずに、多くの共命鳥が死んでしまいました。
 そこで、生き残った共命鳥は反省し、(自分が生きるためには相手も生きられるようにしないといけない)と、取り決めをしたそうです。
 かく考えたとき、私たちが人生を歩む上で、幸福(あんじん)を求めるのならば、『競争(あらそい)』ではなく『共生(ともにある)』関わりを持つことが大切なことであるのだよ。と、日蓮大聖人はお諭(さと)し下さっておられるのであります。

  誕生寺 布教部